X Design News 2024-04

X Design News 2024-04

X デザインニュース発刊。社会、ビジネス、デザインの最新情報

2024/4/15

X DESIGN NEWS を発刊しました。X DESIGN NEWSは、これからの社会、ビジネス、デザインに役立つ情報をお伝えします。本メールは、Xデザイン学校に関連する皆様や、これまでにXデザイン研究所の浅野智や山﨑和彦と名刺交換などをさせて頂いた皆様に送らせて頂いております。

TOPICS

ビジョンと社会実装の合宿研究会 日本人間工学会アーゴデザイン部会主催の合宿研究会は逗子で「ビジョンと社会実装」というテーマで講演とワークショップを実施。 講演では、アドバンスコースの善利光雅氏(truck合同会社)さんが「ビジョンと社会実践の事例:和歌山県産ラム酒のプロジェクト」の事例講演。また、「ビジョンと社会実装のワークショップは山﨑(Xデザイン研究所)が担当。チームのパーパスをつくり、それを社会実装のインパクト、リスク、ガバナンス。センスメイキングという視点で発想をしました。詳細はこちら https://ergo-design.org/wp/report/2024-03-15_argo_design_study-meeting/
ブルーノ・ムナーリのワークショップ ブルーノ・ムナーリは、イタリアの美術家。美術家、グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナー、教育者、研究家、絵本作家など。こどもやおとなのための造形ワークショップを作ったことでも有名です。 3月に山﨑(Xデザイン研究所)はミラノの南のモンテベッロ・デッラ・バッタリアに行き、シルヴァーナ・スペラーティ(ブルーノ・ムナーリ協会会長)のワークショップに参加。印象に残ったのは「自分なりの創造性を育てること」。誰にでもその人なりの創造性がある(本に書いてある創造性ではなくて)。そのためのワークショップとして、「1)よい雰囲気のある環境をつくる。2)まずはやってみて、共有して、自分なりの分析や考える。3)そうして自分なりの創造性が育ってくる」が重要なポイントです。僕的には、ワークショプや創造性を育てるのが目的ではなく、自分なりのビジョンに向かって実践する中で、自分なりの創造性が育ってくることも意識することだと思います。こちらのイベントでこの旅を振り返ります。http://ptix.at/ZcKRUW
Xデザイン学校2024年春コースを開始ももうすぐ 今年も多くの受講者の応募、ありがとうございました。ベーシックコース、マスターコース、アドバンスコースの3つのコースが5月6日(祝月)のプレ講座からスタート。このプレ講座では、本講座が開始する前にこれだけは知っていて欲しい基礎の基礎を、Xデザイン学校の山﨑が「UXデザインの基礎」そして浅野が「ビジネスデザインの基礎」を担当して最後は交流会もあります。連休最後の一日をみんなで学びの日にします。

NEWS

Xデザイン学校公開講座「プロジェッティスタからの学び、これからの創造力とは」(会場/ オンライン) プロジェッティスタとは、自分たちの仕事がよりよい人々の生活や社会につながることを強く意識した活動している人です。今回の講座はすぐにビジネスに役に立つ内容ではないかもしれませんが、「これからの生き方のデザイン」にヒントを与えてくれる素敵な内容ですので、ぜひお勧めします。 日時:2024年4月19日(金) 19:00 - 21:00 (田町会場/ オンライン) 詳細・申込:http://ptix.at/ZcKRUW
書籍「ここちよい近さがまちを変える/ ケアとデジタルによる近接のデザイン」第2刷を準備中 昨年11月にXデザイン出版より発売したエツィオ・マンズィーニ (著)の「ここちよい近さがまちを変える/ケアとデジタルによる近接のデザイン」が5ヶ月で在庫がなくなりました。これからの時代の地域や都市、ケア、コミュニティ、デジタル、経済、デザインなどのヒントになるようです。現在、印刷会社と相談して第2刷を準備中です。今月末までには注文の準備が整う予定ですので、少しお待ちください。本の詳細はこちら https://amzn.asia/d/0TnJlTV
RESEARCH Conference 2024が開催予定 5月 18日(土)に「ROOTS」をテーマに開催予定。場所は専修大学 神田キャンパスとオンラインもあります。Xデザイン学校の講師の上平 崇仁(専修大学)先生や奥山 真広(KDDI)も出演予定です。 https://researchconf.jp/

COLUM :台湾とサービスデザイン(浅野 智) 

今年の9月に台南の國立成功大学に、Xデザイン学校のメンバーを連れて研修旅行に行く予定です。台湾への研修旅行は、コロナ禍で中断しておりましたが、以前は2017年2018年2019年と3回に渡り、毎年日本ステージと台湾ステージという、お互いに訪問し合い両国のサービスデザイナー同士で組んだワークショップをおこなう往還プロジェクトを実施して来ました。日本では東京・京都・福岡で各1回ずつ、台湾では台北で3回開催しました。今回、やっと台湾の京都と呼ばれる古都台南で開催出来るのは、とても嬉しいです。
私が台湾との関係を深めたきっかけは、今から12年前の2012年台南の國立成功大学で行われたISIDC(International Service Innovation Design Conference)台南に参加した時からです。それまでの何度か台湾を訪れて他の大学での講演はしていたのですが。その時に、台湾の半導体の先駆者である工業研究院 史欽泰先生のキーノートスピーチで、台湾は今まで先進国のOEMからODMと技術力をつけて、携帯電話のHTCやパソコンのASUS、acerなどの自社ブランドが生まれたが、現在は大陸のHUAWEIやXiaomi、OPPO等に価格競争で負けてしまった。これからは、開発工程上位の部分を台湾で行い製造は大陸で行うようにしなくてはいけない。その為には半導体とサービスデザインを国策として進めよう、と話されました。12年前の日本で、こんなことちゃんと言う人に会ったことがなく。もしかして、日本で我らがやっていることはかなり遅れているのかと思い、以降の台湾通いが始まったのです。
その後、台北に単身乗り込んで、そこで出会った後に盟友となる林 承毅氏と出会い、Xデザイン学校の台北分校を開き、國立臺灣科技大学や國立臺灣大学D-Schoolなどを訪れ、タイチェンマイで行われたISIDC2016では、國立成功大学のメンバーの発表のレベルの高さに驚き。私個人も國立雲林科技大学でUXデザインの講座を担当し、台北には日本の某企業と合資で会社を立ち上げるところまで、着々と台湾での足場を固めて来ました。それが、2020年のコロナ禍で、全部ストップしていたのでした。東京・京都・台北の3拠点生活の為に、大好きな康青龍地区にマンション借りようかまで考えていたのにですよ。
プライベートでは、台湾では環島(台湾島一周)と呼ぶ旅をスクーターで何度も続けていて、島中隅々で行き当たりばったり旅社に泊まり、屋台でごはんを食べて、長期の参与観察を行うのをライフワークにしています。台湾は、九州ぐらいの島に人口2500万人ぐらいの国です。そこに日本統治時代に、明治維新以降の近代化の成功例を上手く持ち込んだために、国家の産業の成長プロセスが純粋な形で見ることの出来る、優れた教科書でもあります。もし、敵うならば9月の台湾研修旅行にご一緒して、台湾の魅力の片鱗でも感じて頂ければ幸いです。(浅野智、Xデザイン研究所)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。X DESIGN NEWSは今後も継続的に配信していく予定です。NEWSなど掲載したいことがありましたら、事務局までご連絡ください。Xデザイン学校事務局へお問い合わせは下記のメールよりお願いします。 メール:xdesignacademy@gmail.com  Web:https://www.xdesign-lab.com/ note: https://note.com/xdesign_lab
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