X DESIGN NEWS の2024年7月号をお届けします。このNEWSでは、これからの社会、ビジネス、デザイン、人生に役立つ情報をお伝えします。本メールは、Xデザイン学校に関連する皆様や、これまでにXデザイン研究所の浅野智や山﨑和彦と名刺交換などをさせて頂いた皆様にも送らせて頂いております。
TOPICS: 日本デザイン学会で発表
日本デザイン学会の研究発表大会が福岡の九州産業大学で開催されました。Xデザイン学校ではアドバンスコースのメンバーが口頭発表と、山﨑がオーガナイズセッションを企画しました。 https://confit.atlas.jp/guide/event/jssd71/top
◾️口頭発表では、15分の発表と会場からの質疑がありましたが、どの発表も無事に終わったようでよかったです。懇親会には全員が参加して、博多のうまかもんやお酒を楽しみました。
・水野悠子「共通認識を学ぶ教材の開発事例」
・鈴木修平「通信事業会社における従業員の行動変容とお客様視点の醸成」
・ 柳瀬浩之「働く意味のキャリアデザインの方法論に関する研究」
・小原大樹 「プロジェスタの実践・プロセスにおける調査・探求」
・山﨑和彦「近接のデザインの活用」
◾️オーガナイズセッション 2 「ここちよい近さ(近接)」近接のデザインはまち(地域/都市)、ケア、企業、デジタル、経済を変えるのか?」を開催。山﨑がオーガナイザーとなり、安西洋之(モバイルクルーズ)、本條晴一郎(東京工業大学))、澤谷由里子(名古屋商科大学)、森一貴(東北芸術工科大学)、山縣正幸(近畿大学)の5名が話題提供をしてディスカッションをしました。会場は満席となり、質疑でも地域での活動の本質に迫る内容など、とても有意義なセッションとなりました。関連書籍はこちら「ここちよい近さがまちを変える/ケアとデジタルによる近接のデザイン』
TOPICS: Xデザイン学校秋コース2次募集開始
Xデザイン学校秋コースに多くのみなさんのご応募ありがとうございました。申込締切がすぎていた、やはり秋に学びたい人達のために「Xデザイン2024年秋コース2次募集」を開始します。申込は7月10日(水)より7月20日(土)24時です。今回は若干名の募集ですが、本年度最後のXデザイン学校の募集になりますの、ぜひご活用ください。
初めてUX/サービスデザインを学ぶ「ビギナーコース」、これからのUXデザインのリーダーを目指す「リーダーコース」、リサーチ系の「ユーザーリサーチコース」と「UXリサーチコース」の4コースを開講します。
・秋コースカタログWeb:https://www.xdesign-academy.com/
・秋コース募集要項・2次募集お申し込み:https://peatix.com/event/3951359
NEWS: 台湾WS in 台南、公開講座 持続可能で循環型社会にむけて
◾️台日共創デザインワークショップin 台南 400 参加者募集
台湾の國立成功大學大学院生や台湾のデザイナー達と、地域創生をテーマにしたフィールドワークとワークショップを行います。日程は9⽉21⽇(土)~22⽇(日)会場は台南の國立成功大學です。https://peatix.com/event/4039710/
◾️第12回Xデザインフォーラム発表者募集
9月1日(日)に第12回Xデザインフォーラムを開催します。後半のオープンセッションでは、誰もが参加・発表できる場として口頭発表おびポスターセッションの発表者を募集いたしますので、奮ってお申し込みください。https://peatix.com/event/4032489/
◾️Xデザイン学校公開講座「持続可能で循環型社会にむけて インクルーシプ、ビジョンとシステムミックのアプローチ」(会場/ オンライン)の募集開始
これからのビジネスや私達の⽣活を考えると持続可能な循環型社会に向けてデザインを活⽤することが期待されています。インクルーシブデザイン、ビジョンデザインとシステムミックデザインの三つのアプローチの可能性があります。8月20日夕方開催。https://peatix.com/event/4042867/view
◾️英語版書籍 「Richard Sapper Design 」を全世界のamazonで発刊
Richard Sapper は世界でモダンデザインの第一人者と認知されているデザイナーです。Xデザイン出版では、日本語の本の出版だけでなく、世界に向けて英語の本を出版していきます。これまで海外から一方通行のデザイン情報に対して、日本からも素晴らしい視点があることを発信していきたいと思います。
・US (English) https://a.co/d/5drOkQs
・日本(日本語版)https://amzn.asia/d/cRdnHvG
◾️クラスルームインタビュー:安ヶ平雄太さん
実際に学びの場にいる方々の声を届けていくクラスルームインタビュー。アドバンスコースの安ヶ平さんは、「無関心なみんなの力をデザインで結集させたい。」を語る。https://note.com/xdesign_lab/n/n53cd100a4883?magazine_key=mf619c0ef4fed
COLUMN: Xデザイン学校のロゴマーク(竹内公啓)
皆さんこんにちは。Xデザイン研究所、研究員の竹内公啓です。(https://publixjp.com
今回は意外と知られていない(?)Xデザイン学校のVisual Identityであるロゴマークについておはなしします。
■エックス? 米印? ロゴに込められたホントの意味
Xデザイン学校のロゴマークは、そのままアルファベットの「X」をモチーフにしたデザインですが、その中心から区切られた部分に4つのドットが配置されています。当然これには意味があるわけですが、おそらく形を見ただけではそれを推察できないと思います。
所謂「※(米印)」に似た構成なので、何かの注釈のようにアテンションを添えるムードが感じられるかもしれませんが、それとは別の意味があります。
その答えは、遡ること2017年の受講生募集カタログに載っています。2017年はXデザイン学校が初年度のβ版を経て本格的に開始した年になります。
Xデザイン学校のコンセプトには「新しい学校体験」とともに「学びのサイクル」というものがあります。それは「①学ぶ」→「②研究する」→「③実践する」→「④支援する」→①〜③に戻る……というもので、参加された皆さんがXデザイン学校を通して学び続け、互いに学び合う、そのように関係し合いながら自身の学びを更新していくという新たなデザイン教育の提案でした。
そのサイクルにある4つのステップを、Xで区切られた4つの場所に配置して、ひとつずつその段階を経て学んでゆく……このロゴデザインにはそんな意味があります。(と、偉そうに語っていますが僕自身このロゴに込めた意味を忘れかけていました)
■プロトタイプとミラノから届いた声
ロゴマークがこのデザインに決まるまでには幾つかのプロトタイプがありました。どの案も頭を悩ませたものの、結局はコンセプトを上手く表現できていなかったり、要素が複雑すぎたりといった問題がありました。
その検討のやりとりの中で、Xデザイン学校共同代表の山﨑さんからスケッチが届きました。ちょうどその頃、山﨑さんはミラノサローネに出展していたこともあってはるばるミラノから届いたスケッチです。
ほぼこのスケッチの時点で構成は決定しましたが、ここから更にサイクルの内容を整理して、構成に含まれるそれぞれの形の意味も整えて、Xデザイン学校のロゴマークが完成しました。
■これからもっと成長するかも
このロゴマークは、キーカラーで設定したYellow、選定書体のAvenir Nextとともに毎年のカタログ等、Xデザイン学校のあらゆる場面で登場しています。今年度(2024年)からは新たにアニメーションの表現が加わって動き始めました。https://www.xdesign-academy.com
このロゴもXデザイン学校とともに年齢を重ねて来ていますが、ロゴ自体の運用もプロトタイピングの一つと考えると、まだまだ成長の余地があります。アニメーションに留まらず、今後はもしかしたら立体になるかも知れませんし、ほんのり顔のようにも見えるので、そのうち皆さんに語りかけてくる存在になるかも知れません。先のことを考えると妄想で楽しくなってしまいますが、いずれにせよXデザイン学校とともにこのロゴとも長くお付き合いいただきたいです。
最後に:
最後までお読みいただき、ありがとうございました。X DESIGN NEWSは今後も継続的に配信していく予定です。NEWSなど掲載したいことがありましたら、事務局までご連絡ください。Xデザイン学校事務局へお問い合わせは下記のメールよりお願いします。
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