X DESIGN NEWS の2024年11月号をお届けします。このNEWSでは、これからの社会、ビジネス、デザイン、人生に役立つ情報をお伝えします。本メールは、Xデザイン学校に関連する皆様や、これまでにXデザイン研究所の浅野智や山﨑和彦と名刺交換などをさせて頂いた皆様にも送らせて頂いております。
TOPICS:Xデザイン学校校外研修京都
Xデザイン学校2024年校外研修京都フィールドワークが、千葉工業大学の安藤昌也先生のご指導で、無事終了致しました。結構難解なお題だったのですが、参加者の皆さんノリノリで、とても良い校外研修となりました。また、エクスカーション「京都の水をめぐる」都市のインフラ形成と水の関係を、約18kmのサイクリングで体験しました。天気に恵まれて楽しかったです。
10月05日(土):オンライン講義
10月12日(土):京都を終日フィールドワーク
10月13日(日):終日制作物の作成・発表
10月14日(祝):エクスカーション
TOPICS:「ナラティブとアクションリサーチ研究会」コミュニティで研究、実践、書籍化をめざす、追加募集中
X デザイン学校では、ナラティブ・アプローチとアクションリサーチについて実践的に学びを深めるオンライン研究会を企画しました。研究会では、この分野に知見や経験のある、上平崇仁さん(専修大学/デザイン研究者)、石井挙之さん(仕立屋と職⼈/ ナラティブデザイン実践者)、牛丸維人さん(KESIKI / 映像人類学者)、山﨑和彦(X デザイン学校)と編集担当の岩崎友彦さん(すさみキャンパス)の5 人が交代で話題提供をして参加者と議論を深めます。
「ナラティブ・アプローチ」とは人々の語りや物語に着目し、その語りを通してなんらかの現象に迫る実践的アプローチです。例えば、医療、福祉、ケア、教育、コンサルティング、ビジネス、デザインなどさまざまな分野で取り入れられています。このような活動に興味がある方はぜひご参加ください。すでに定員に達していますが若干名追加募集になりますので、お早めにお申し込みされることをおすすめします(今週中で募集終了になりそう)。詳細・申込はこちら。https://peatix.com/event/4193202/view
NEWS: デザイン文化、研究ワークショップ、ビジョンを社会実装
◾️Xデザイン学校公開講座「デザイン文化が世界を変える、地域と組織とコミュニティ」(銀座/ オンライン)募集中
イタリアのデザイン文化に詳しい安西洋之さん(モバイルクルーズ代表)より「多様なデザイン文化」というタイトルでイタリアの地域文化やテリトーリオについて話題提供していただきます。普段はミラノにお住まいの安西さんが日本でリアルにお話しを聞くことできる貴重が機会になります。次に山﨑和彦さん(X デザイン学校)より「組織やコミュニテイーのための、カルチャーとデザイン」について話題提供をしてもらいます。最後に、仁科奏さん(プレイド STUDIO ZERO 代表)と本條晴一郎先生(東京科学大学准教授)に加わってもらい、会場参加者と「デザイン文化を考える」ディスカッションます。詳細・申し込みはこちら:https://peatix.com/event/4183853/
◾️「Xデザイン学校:秋の研究ワークショップ」開催しました。
11月2日(土)に市ヶ谷でアドバンスコースの3人による3つの研究ワークショップを開催しました。佐々木 俊弥さんは「ワークショップ-1)個人ビジョン構想ワークショップ」、原聡司さんは「ワークショップ-2)親子で話すってどういうこと?親子で雑談するネタを見つけるワークショップ」、平間久美子さんは兼松佳宏(さとのば大学副学長/NPO法人グリーンズ理事)と一緒に「ワークショップ-3)「組織のミッション✕自分のやりたいこと」組織と個人のHAPPYなかたち 実戦ワークショップ」を実施しました。どのワークショップも楽しみながらも、大切な学びができたようです。https://peatix.com/event/4158993/
◾️「ビジョンを社会実装するための組織文化(カルチャー)のデザインアプローチと事例」を発表予定
山﨑和彦さん(Xデザイン学校)が2024年度冬季HCD研究発表会で11月30日(土)に発表をします。概要は「 社会環境、経済、生活者などの変化などにより、組織の存在意義、あるべき姿、ビジョンやパーパスの再構築が必要とされる時代となっている。ここではビジョンと社会実装のアプローチとその要素であるカルチャーへのデザインアプローチについて解説する。」です。詳細はこちら https://hcdrms.herokuapp.com/conferences/13
COLUMN: ステークホルダーとのコミュニケーションを考える(坂田 一倫)
UXデザインは、他と比べて誰もが関心を持つ分野です。専門家ではない人が、専門家の仕事に意見する権限を持つことができるのは、デザイン以外の分野ではほぼありません。それゆえに、UXデザインはるかに意見の対立がしやすい分野であることは、みなさんも痛いほどわかると思います。
UXデザインが浸透していない組織ほど、UXデザインのプロセスはブラックボックス化しやすく、最終的なアウトプットであるビジュアルデザインで判断されることが多いため、デザインが誰のどの課題を解決にしてくれるのかを説明することがより求められるようになってきたと感じています。そういう意味では、ステークホルダーに対してデザインを理解してもらうためのコミュニケーション能力の方が、デザインそのものを作る能力よりも重要になってきます。私自身まだまだ勉強不足ではありますが、過去の経験から、ステークホルダーにデザインを使えるときのポイントは以下を意識してみるといいと思います。。
1. このデザインは、誰のどの問題を解決できるのか?
2. このデザインは、ユーザーや事業にどのような影響を与えるのか?
3. このデザインが他の案より優れている理由はなにか?
1つ目は、デザイン評価の目線を合わせるため。2つ目は As-Is(現状)と To-Be(目指すべき姿)を示すため。3つ目はUXデザインのプロセスを示すためです。そうすれば、好き嫌いの会話ではなく、デザインの有効性について議論する場に近づくはずです。
ステークホルダーとのコミュニケーションは多くのエネルギーを必要としますが、ユーザーとの接点を担うということは、それが必然であるということを先ずは理解しなければなりません。
◾️最後に: 最後までお読みいただき、ありがとうございました。X DESIGN NEWSは今後も継続的に配信していく予定です。NEWSなど掲載したいことがありましたら、事務局までご連絡ください。Xデザイン学校事務局へお問い合わせは下記のメールよりお願いします。 メール:xdesignacademy@gmail.com Web:https://www.xdesign-lab.com/ note: https://note.com/xdesign_lab X DESIGN NEWSの配信の停止をご希望される方は、下記よりお手続きをお願い致します。