X Design News 2024-05

X Design News 2024-05

控えめな創造力、これからの社会人の学び、デザイン3.0とは

2024/5/22

目次
    X DESIGN NEWS を2024年5月に発刊。これからの社会、ビジネス、デザイン、人生に役立つ情報をお伝えします。本メールは、Xデザイン学校に関連する皆様や、これまでにXデザイン研究所の浅野智や山﨑和彦と名刺交換などをさせて頂いた皆様にも送らせて頂いております。

    TOPICS:控えめな創造力

    ◾️プロジェッティスタからの学び、これからの創造力とは 4月19日に「Xデザイン学校公開講座「プロジェッティスタからの学び、これからの創造力とは」を開催。最初に多木陽介氏より「プロジェッタツィオーネの創造力の特徴として、控えめな創造力がある。その特徴としては、1「つくる」より「育てる」、2温故知新、3黒子のように、4立ち止まって振り返、5人間思いなデザイン、6自然を主役に受け入れる。そしてもっとも大事なのは人間らしい人生の生き方」を語ってくれました。「控えめな創造力」についてはこちらが参考になります。https://transcreationlab.com/journal/serial/yosuketaki001
    その後に小原大樹氏「イタリア研修プログラムの学び」。そして山﨑和彦氏「プロジェッティスタとこれからのデザインの学び」の話題提供で「社会をよくするビジョンが基本、ビジョンと現実を同時に意識する 、自分なりの想像力を育て生かす 、弱者(子供/障害/生きづらい)とプロとの共創 、とにかく人間と自然にやさしい」を語りました。最後に会場の参加者などより感想とコメントもらいました。「プロジェッタツイオーネ」と「プロジェクト」は異なることについてのコメントも参考になりました。
    ◾️日本から世界へ発信、Xデザイン出版から世界で発売 Xデザイン研究所では今年からグローバルチャレンジを開始します。その第一弾として、Xデザイン出版は日本から世界へ出版することを開始。 日本語版だけでなく英語版の書籍「Richard Sapper Design」を全世界のamzonで発売を開始しました。世界でモダンデザインの第一人者と認知されているデザイナー、リチャード・サッパー。当書では、筆者がサッパーとの共創で得られた実践的な学びとサッパーの作品を通して得られる知見を社会へと伝えることを目的としてサッパーを包括的に紹介する本です。30年以上にわたりIBMのコンサルタントであったサッパーが、どのようなデザインをつくり、どのような思想を持っていたかはとても興味深いです。
    ・日本のアマンゾン(日本語版) 
    ・US Amazon(英語版)https://a.co/d/8i1SKL7
    ◾️Xデザイン学校2024年秋のオンラインコースをプレスリリース
    Xデザイン学校秋コースをプレスリリースしました。秋コースは8月に開講。初めてUX/サービスデザインを学ぶ「ビギナーコース」、これからのUXデザインのリーダーを目指す「リーダーコース」、リサーチ系の「ユーザーリサーチコース」と「UXリサーチコース」の4コースを開講します。講師には、浅野智、坂田一倫、大﨑優、伊賀聡一郎、松薗美帆など最高の講師メンバーです。この秋に、デザイン・ビジネス・リサーチなど学びたい人はぜひ。

    NEWS:これからの社会人の学び

    ◾️公開講座「これからの社会人の学びとXデザイン学校秋コース説明会」 6月8日(土)13:10よりオンラインで浅野智「これからの社会人の学び」 と山﨑和彦「X デザイン学校2024年度秋コース」について紹介。そのあとは多様な質問にお答えいたします。Xデザイン学校に興味がある方は、ぜひご参加ください。また、Xデザイン学校2024年秋コースのカタログは、https://www.xdesign-academy.com/ ご参照ください。

    ◾️公開講座「エフェクチュエーションとクリエイティブの交差点」 6月17日(月)19:00よりリアル(四谷)とオンラインで開催。『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』の著者である吉田満梨氏に、経営学におけるエフェクチュエーションが人の認知科学に関わる本質的な課題であることや今後の展望について、創造的な事業創出について富士フイルムで化粧品ビジネスを立ち上げられたイノベーションアーキテクトの中村善貞氏に話題提供をいただき、ディスカッションします。https://peatix.com/event/3942728/view
    ◾️日本デザイン学会で「ここちよい近さ(近接)」オーガナイズセッション 九州産業大学で開催する日本デザイン学会第71回 春季研究発表大会。6月22日(土)には「「ここちよい近さ(近接)」近接のデザインはまち(地域/都市)、ケア、企業、デジタル、経済を変えるのか?」というオーガナイズセッションを開催します。https://confit.atlas.jp/guide/event/jssd71/top
    ◾️クラスルームインタビュー:伊藤セルジオ大輔さん 実際に学びの場にいる方々の声を届けていく、クラスルームインタビュー。伊藤さんは、「今複雑かつ不確実なものをクリエイティブに乗り越えていく、楽しさ。」を語る。https://note.com/xdesign_lab/n/nd0d1aa289ab3

    COLUM: デザイン3.0とは

    人工知能や3Dプリンターに代表される新しい技術が発展しデザインが民主化されている。複雑な状況をデザイナーやエンジニアなどの作り手だけでは対処することがむずかしくなりユーザーとの共創が必要になっている。個人個人のパーソナルな価値に対応することが求められる時代になってきている。このような背景より、これからデザインについての検討がされている。
    「デザイン1.0」はモノ中心、「デザイン2.0」は人間中心、「デザイン3.0」は社会中心(三方よし)と定義することもできる。ここでの「デザイン3.0」とは、これからの時代のデザインの定義であり、これからのデザインを考えるヒントになる。「デザイン3.0 」は人と人の関係や、人と人間以外の物を中心とする共創のデザインである。デザイン対象は、プラットフォーム、コミュニティ、地域や都市、社会課題、地球環境、組織、ビジョンなどである。技術視点では、人工知能、3Dプリンター、ネットワークなどの最新技術を活用がある。デザインアプローチとしては、まだ定まったアプローチはないが、共創デザイン、ソーシャルデザイン、サーキュラーデザイン、ビジョンデザイン、スペキュラティヴデザイン、近接のデザインなどの活用が考えられる。

    僕が担当しているXデザイン学校のカリキュラムではデザインカリキュラムでいつも迷っているのは現在のデザイン2.0の学びを中心にしながらも、次世代デザイン3.0と基本となるデザイン1.0の学びをどの程度組み合わせるかです。実際はその時の受講者の期待やリアクションを考慮しながら、プログラムを進めながらバランスを調整しています。ただ、この三つのデザインを学ぶには3年は必要だと思っていますので、Xデザイン学校は3年間の学びを推奨していますデザイン2.0を中心にしながらも、次世代デザイン3.0と基本となるデザイン1.0の学びをどの程度組み合わせている。詳しくは下記も参考にしてください。

    ◾️最後に 最後までお読みいただき、ありがとうございました。X DESIGN NEWSは今後も継続的に配信していく予定です。NEWSなど掲載したいことがありましたら、事務局までご連絡ください。Xデザイン学校事務局へお問い合わせは下記のメールよりお願いします。 メール:xdesignacademy@gmail.com  Web:https://www.xdesign-lab.com/ note: https://note.com/xdesign_lab X DESIGN NEWSの配信の停止をご希望される方は、下記よりお手続きをお願い致します。

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